浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

時評・歳時

【第289回】 懐かしのシンガポール訪問 (2/2) ~ 多文化(宗教)共生

承前 【第288回】 懐かしのシンガポール訪問 (1/2) - 浜地道雄の「異目異耳」 時は丁度中国春節(旧正月、1月23日~)の直前とあってメインロードはじめ街全体が「うさぎ」のオンパレード。 そこで改めて日本から「謹賀新年、うさぎ年」【第286回】 謹賀新…

【第288回】 懐かしのシンガポール訪問(1/2)~ 都市開発

2020年初頭以来の「コロナ・パニック」で海外旅行が難しい。そんな中、三年ぶりの海外はシンガポール。 インドネシアに赴任の次女夫婦の見送りもかねて1月12日~17日、久しぶりに同地を訪れた。懐かしさと同時にその「発展ぶり」に驚嘆した。(写真はすべて筆…

【第286回】 謹賀新年 ~ 2023令和5年、うさぎ年

♫ Fly me to the moon, Miffy ♫ ミッフィー、お月様に連れてって! ♫ In other words ♫ HAPPY NEW YEAR of 2023, Rabbit in Zodiac その心は:令和5年、うさぎ年 明けましておめでとうございます。 【第283回】 満月 ~ 兎にみる信心・布施 - 浜地道雄の「異…

【第285号】故郷南紀訪問 (2/2)串本町 「日本トルコ友好の歴史」  

承前: 【第284回】故郷南紀訪問(1/2)太地:「原爆被災の図」石垣栄太郎 - 浜地道雄の「異目異耳」 2022年末。久しぶりに故郷南紀を訪ねた。(旧本籍:東牟婁郡古座川町高池。小学校:新宮市三輪崎)数々の思いでに浸り、望郷・回顧とまるで症候群ともいう…

【第283回】 満月 ~ 兎にみる信心・布施

12月8日、今年最後の満月。その輝きに感嘆しながら、兎の信仰心を思いだしている。 (因みに、12月8日はお釈迦様が悟りを開いた正道会の日だ) インドを中心とする古代仏教経典「ジャータカ」にある兎の話。兎は食事の前に布施をしなくてはならないと決めた…

【第279回】米国中間選挙:最大の関心・懸念はトランプ動向

いよいよ米中間選挙。11月8日日火曜日。 「参考」:なぜ11月の最初の火曜日(月曜日の翌日)か? 【第88回】 米大統領選に異文化Showを見る - 浜地道雄の「異目異耳」 固唾をのむ思いだ。 情報では民主党より共和党が優勢とのこと。2024年大統領選挙に向けて…

【第278回】IFS独立言論フォーラム主催「コロナ&ワクチン問題」シンポ

新型コロナ! (PCR)検査≠陽性≠感染≠発症≠重症≠死亡と「不連続」であり、死亡者数は奇跡的に少ないのに、なぜ、感染、感染、感染と連呼し、恐怖を煽るのか。 パニック発生後三年近くの今、29日、IFS独立言論フォーラム(木村朗鹿児島大学名誉教授)主催、「…

【第275回】 日経記事に「コロナ・パニック終息」を励まされる

2020年初頭に「勃発」したコロナ・パニック。三年!! 教育はじめ社会システムの混乱が続いている。 折しも(9月22日)日本経済新聞(朝刊)に素晴らしい広告と記事を見つけ、大いに励まされた。 広告(第一面):この仲田准教授はTV討論会でも冷静な論考を述…

【第274回】ISF独立言論フォーラムで「コロナ・パニック終息」スピーチ

岸田首相は、10月3日の国会所信表明演説で、「マスクは屋外では原則不要」と強調した。「晴の日、傘は原則不要」のごとく、まことに親切(?)なこと。 いよいよ3年近いコロナ・パニック。終息させねばならない。 コロナ・パニック終息の決め手 ~「何かあった…

【第273回】 安倍元総理とトランプ元米大統領の「信頼関係」点検

さあ、いよいよ明日9月27日は安倍晋三元総理の「国葬」だ。 筆者(浜地)は常に「穏健、中庸、公正」を心がけており、ここではその「可否(政治論)」は論じない。 まず何よりも、故人のご冥福を祈る。人としてーー。 が、やはり、なぜか余り話題にならない…

【第270回】コロナ・パニック終息の決め手 ~「何かあったらどうするんだ症候群」(為末大氏)検証

圧巻、マスクの世界 (国会) 2020年初頭以来の「コロナ・パニック」! この二年半、「コロナは本当に恐いのか?」「正しく恐れよう」と主張してきた: JICL法学館憲法研究所 (2020年8月10日) コロナは本当に怖いのか? ~ナイトの「不確実性論」から見る …

【264回】再々記:感染パニック~正しく恐れよう (NHK日曜討論から)

新型コロナ禍。2020年の初頭に発生以来2年半。ずっとパニック状態が続き、教育はじめ社会混乱が続いている。 「新型コロナは本当に恐いのか?」「正しく恐れよう」と主張してきた筆者の主眼は経済学シカゴ学派の碩学F. ナイトの「不確実性論」(1921)だ。保…

【第263回】懐かしの♫鈴懸の径♫

猛暑下、マスクは外し、少し涼を 立教大学(池袋)でISAC東アジア共同体学会年次大会 (7月9日)。 国際アジア共同体学会 | International Academic Society for Asian Community ロシア・ウクライナ紛争の「余波」をかって、東アジア情勢にも及ぼさんという…

【第262回】 (「コロナ」と)「ウクライナ/NATO」を検証Fact Checkする

三修社・アリアドネ企画 「コロナ・パニック」が発生して二年。収束せぬうちに、「ロシア・ウクライナ紛争」が発生し、社会大混乱が「増幅」された。 この2つの「最重要課題」をFact Check=一体真実は何なのか?と改めて検証した。 (後) ウクライナ・NATO…

【261回】 軍事同盟NATO首脳会議に日本国首相初参加!!

同書の帯は大野元裕(現)埼玉県知事 炎天下の熱のこもった街宣 NATO軍事演習に抗議するIngeborg Breines元IPB共同会長 (オスロにて筆者撮影) 猛暑下での熱い論議、浦和。日中友好。【第260回】日中友好元軍人、沖松信夫氏を偲ぶ会 - 浜地道雄の「異目異耳…

【第254回」 ロシア・ウクライナ紛争は勝(すぐ)れて宗教紛争

プーチンとロシア正教キリル一世(AFP) 2月24日にロシアのプーチンが「ウクライナ侵攻」を開始以来、マスコミを中心に世論を揺るがす「ロシア・ウクライナ紛争」。 日本では「プーチン巨悪 vsウクライナ可哀想」一色である。 が、どうしたことだろう?「宗教…

【第248回】「情報氾濫時代」~最重要なFACT CHECK(情報真偽チェック)

2020年初頭から、世は「コロナパニック」。その原点は、「経済か命か」という二者択一論での「煽り」がずっとワイドショーを通じて、茶の間に入り込んできた。 一体、「コロナは本当に怖いのか?」「コロナを正しく恐れよう」と主張してきた筆者には、不思議…

【第247回】新型コロナ ~ 「分科会」経済学者の優れた異見

2020年初頭から2年間、「コロナは本当に怖いのか?」「正しく恐れよう」と主張してきた。 コロナは本当に怖いのか? ~ナイトの「不確実性論」から見る 数字、定義、根拠不足の新型コロナウイルス報道 「お化けの恐怖」に振り回される日本|NetIB-News a - …

【第245回】再主張:コロナは本当に怖いのか? ~ Fナイトの「不確実性論」から

奇跡的に少ない日本のコロナ死亡者数・率 (NYT) コロナ・パニックが発生してから丸二年。 筆者はずっと「コロナは本当に怖いのか?」「正しく恐れよう」と主張してきたがその原点はF. ナイトの「不確実性論」(1921)だ。 個人的解釈も含めて言えば、「エビ…

【第244回】(旧)高縄鉄道・高輪大木戸地区の開発

築堤跡 1月19日、港区三田、笹川記念館5階のレストラン菊の好意で撮影 大きな工事が進んでいる。 (承前) 【第201回】高輪ゲートウエイ駅近くの遺構 - 浜地道雄の「異目異耳」 内閣府 地方創生推進事務局資料より: https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusen…

【第242回】 日中国交回復50週年 ~ アルバニアに想う

(承前) アルバニアを生きる 【第97回】 アルバニアを生きる 〜 IkonomiとEconomy - 浜地道雄の「異目異耳」 1972年9月29日、日中国交回復。 その一年前1971年10月25日に採択された第26回国際連合総会2758号決議(英語: 2758 XXVI. Restoration of the lawf…

【第240回】 突然浮上のオミクロン・パニック~感染恐怖

産経新聞:大学入学共通テスト(荻原悠久人氏撮影) 読売新聞:濃厚接触者の施設待機までの流れ え、え、え! 今度は「感染」だけではなく「(症状の有無にかかわらず)濃厚接触者」の行動制限――? この二年間、TVワイドショーはじめ「感染、感染、感染」と連…

【第238回】 12月14日、赤穂浪士討ち入り

細川邸跡開放 大石ら切腹の台座 大石内蔵助切腹の図 平素の細川邸跡 元禄15年12月14日(1703年1月30日)は赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを果たした日。うち、17人が切腹した旧熊本藩細川家の下屋敷跡。赤穂義士らが眠る泉岳寺から北に数百メートル離れた場所。 …

【第236回】注目すべき日経解説記事 ~ 迷走したコロナの科学

日経解説記事「迷走したコロナの科学」 コロナ・パニックが発生して、ほぼ二年。筆者(浜地)は以来「コロナは本当に怖いのか?」と疑問を抱いてきた。 「専門家」は終始「感染、感染、自粛、自粛、マスク、マスク」と連呼し、TVワイドショーを中心に「殺人…

【第233回】コロナ緊急事態宣言指標から新規感染数除外へ!

11月6日朝日新聞朝刊 ♪だから、言ったじゃないの~♪ コロナパニックで、教育はじめ日本の社会、経済システムが混乱、疲弊している中、不謹慎を承知の上で歌いたくなる。 昨11月6日付け、朝日新聞朝刊の小さな記事(枝松佑樹記者)。 「(コロナ非常事態)宣…

【第229回】パウェル Colin Powell 米元国務長官が死去

2003年国連演説(カーブボールに基づく) Powell/Bushl APNews 総じて日本のメディアの見出しは(例:10月19日毎日): 「パウェル元米国務長官が死去 84歳 新型コロナ感染による合併症で」 え、え! 84歳の高齢者の死について「新型コロナ感染」を強調しま…

【228回】10月~ 注目すべき「世界的イベント」

1873年6月。岩倉具視使節団が訪れたウイーン万博 (「堂々たる日本人」p134-137 泉三郎、祥伝社) 「世界的なイベント」、オリ・パラが終った。コロナパニックの混乱の中で、多くの反省点・課題を残しながら。【第224回】 五輪・コロナに思う ~「安全」と「…

【第226回】9・11同時多発テロ ⇒ 「カーブボール」考

カーブボール(産経・同書の帯は大野元裕(現)埼玉県知事) 2001年9月11日。 即ち、米NYCマンハッタンのWTC破壊をはじめとする同時多発テロから20年。あの日、WTC近くの大学に通っていた次女が一日行方不明になり肝を冷やしたことが忘れられない。 その9・1…

【第217回】コロナ・パニックに強く思う ~ 「『安全』と『安心』は別物」

「コロナ自粛の大罪」(鳥集徹。宝島社新書) 三浦良一氏と愛機 7月11日、イギリスの富豪実業家、リチャード・ブランソン氏(70)が自社ヴァージン社開発の宇宙船で、大気圏と宇宙の境界となる高度85キロまで上昇し、無重力状態を体験、有人宇宙飛行をした由…

【第216回】 五輪実施 ~ コロナを正しく知り、正しく恐れる

正しく知り、正しく恐れる(まえがきより) 6月22日、武蔵野大学有明キャンパスにて 1984年.米ロサンジェルスでの第23回夏季オリンピックは政治的には難しい世界情勢の中での開催だった。が、ビジネス上はそれまで赤字続きだったオリンピックをテレビ放映料…