浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【261回】 軍事同盟NATO首脳会議に日本国首相初参加!!

同書の帯は大野元裕(現)埼玉県知事

炎天下の熱のこもった街宣



NATO軍事演習に抗議するIngeborg Breines元IPB共同会長 (オスロにて筆者撮影)

猛暑下での熱い論議、浦和。日中友好【第260回】日中友好元軍人、沖松信夫氏を偲ぶ会 - 浜地道雄の「異目異耳」

 実は同日(25日)その直前、浦和駅東口で埼玉県知事大野元裕氏に「遭遇」。衆議院議員玉木雄一郎氏と共に参議院議員候補者上田清司(前埼玉県知事)の応援演説とのこと。

現下の「ロシア・ウクライナ紛争」について、少しだが言葉を交わせたのはラッキーだった。 

この紛争については、チョムスキーミアシャイマーら米国知識人、はたまたキッシンジャーやストーンが「根は米国海外軍事政策の過ち」としており、それは、ベトナムイラクアフガニスタン、シリア戦等々以来の失敗を指す。 

その「米(英)によるイラク侵略」は、日本ではあまり話題にならないが「カーブボール(暗号)」という亡命イラク人ペテン師の「ねつ造」であった。 中東事情に詳しい国際派の大野氏はそれを喝破している。

【第226回】9・11同時多発テロ ⇒ 「カーブボール」考 - 浜地道雄の「異目異耳」

 この末尾に記した通り、イラク侵攻の非を逢坂誠二議員が国会(衆)にて追及している。2016年8月1日。時の外務大臣岸田文雄現首相だ。                  

米(ブッシュ)、英(ブレアー)はこのイラク侵略の非を検証し、発表している。 が、PKOとして自衛隊を派遣した日本政府はその検証を怠っている。

 

折しも、岸田首相は6月29日スペインで開催のNATO会議に出席する。日本の首相としては初めてのことだ!しかも、この参加は4月末、(日本側の発表ではなく)米国プリンケン長官がプレスに漏らしたこと。忘れてはならない。

NATO北大西洋条約機構はいうまでもなく米英を含む「軍事同盟」であり、実に危険なことと危惧される。

 

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