浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第226回】9・11同時多発テロ ⇒ 「カーブボール」考

カーブボール(産経・同書の帯は大野元裕(現)埼玉県知事) 2001年9月11日。 即ち、米NYCマンハッタンのWTC破壊をはじめとする同時多発テロから20年。あの日、WTC近くの大学に通っていた次女が一日行方不明になり肝を冷やしたことが忘れられない。 その9・1…

【第225回】ビンラーデン水葬から「護憲法9条」へ(後)

承前: https://hamajimichio.hatenablog.com/entry/2021/08/31/165955 ビンラーデン水葬から「護憲法9条」へ(前) イスラム教徒の絶対生活訓「コーラン」(岩波文庫) 一般選挙の難しい「男の世界」(カブール、浅井聡氏撮影) (以下、2008年1月22日付け…

【第224回】 五輪・コロナに思う ~「安全」と「安心」は別もの

出所:Awakend_Citizen 出所: Awakened_Citizen 出所: Awakened_Citizen 特記:本稿は「コロナは怖くない」と主張するものではなく、F.ナイトの不確実性論の通り、「エビデンス(証左、統計)に基づき、正しく知り、正しく恐れよう」という提案です。 4年…

【第223回】 ビン・ラーデン水葬から「護憲法9条」へ(前)  

ビンラーデン殺害を報じる(産経、2011年5月3日号) (2008年1月22日付け過去記事を基に再製) オバマ大統領の指示のもと、ビンラーデンを「水葬」にした米部隊への疑問を記した(2011年5月2日のこと)。 【第222回】 ビンラーデンを「水葬」にした愚挙 - 浜…

【第222回】 ビンラーデンを「水葬」にした愚挙

米空母 Carl Vinson Carl Vinsonからペルシャ湾に投下される(米海軍公式写真) 2011年5月2日のこと: アルカイダの指導者ウサマ・ビンラーディンを「米国が実施した作戦で殺害した」という一日夜のオバマ米大統領の緊急声明には驚いた。 ここでの「正義は…

【第221回】 日本が主導すべき中東和平問題

ホワイトハウス発表 May 19, 2011 8月15日、「タリバンがアフガニスタンを再占拠」という降って湧いたようなニュース。 筆者(浜地)にとっては、「二人のアフガニスタン人難民」以来、20年ぶりのテーマである。 【第125回】イスラームの花嫁(アフガン難民…

【第220回「子供に英語でPCスキルを」(2005年)

2005/08/03 記 手段としての英語とPCを自然に楽しく学べ、世界標準的なスキルを駆使して中身を構築し、心を伝えていくことができる。子供たちはなんとたやすく入っていくことか! 旧聞ながら、昨年2004年8月27日の朝日新聞に「小学校の英語導入の是非」…

【219回】タタに見る異文化理解 ~ 時空を超えた魅力

The Economist 2012年12月1日号 松本清張「ペレスポリスから飛鳥へ」「火の路」 The Economistは英国ベースの、世界でもっとも重要な政治経済紙(週刊)の一つと見なされている。その表紙をはじめWits(知力)に富む記事は魅力的であり示唆的だ。 (一例:Jo…

【第218回】北京オリンピック開会式の「マスゲーム」

「100年の夢」光と影(2008年8月9日産経新聞一面) 2008/08/10記 8月8日の夜、第29回夏季オリンピック、北京大会の開幕式のTV中継を見た。最初はその規模、美しさ、演出に驚嘆し、「素晴らしい」を連発する解説者、アナウンサーの声に賛同していたが、…

【第217回】コロナ・パニックに強く思う ~ 「『安全』と『安心』は別物」

「コロナ自粛の大罪」(鳥集徹。宝島社新書) 三浦良一氏と愛機 7月11日、イギリスの富豪実業家、リチャード・ブランソン氏(70)が自社ヴァージン社開発の宇宙船で、大気圏と宇宙の境界となる高度85キロまで上昇し、無重力状態を体験、有人宇宙飛行をした由…

【第216回】 五輪実施 ~ コロナを正しく知り、正しく恐れる

正しく知り、正しく恐れる(まえがきより) 6月22日、武蔵野大学有明キャンパスにて 1984年.米ロサンジェルスでの第23回夏季オリンピックは政治的には難しい世界情勢の中での開催だった。が、ビジネス上はそれまで赤字続きだったオリンピックをテレビ放映料…

【第215回】 VUCAの時代:あいまい(ambiguous)な日本の私

The People Side より 大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞スピーチ 世界を揺るがすCOVID19新型コロナ・パニック。 筆者が、シカゴ学派の碩学F.ナイトの名著『Risk, Uncertainty and Profit危険・不確実性および利潤』(1921)に基づき、日本における「Evidenc…

【第214回】澤地久枝さんの「わが人生の案内人」⇒ 遠藤三郎翁

澤地さんの「わが人生の案内人」(文春新書) 澤地久枝さんと鳥越俊太郎さん(国会前) 遠藤三郎翁の生前設立墓碑 澤地久枝 さん: https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784166602568 1930年、東京生まれ。1963年、「婦人公論」編集次長を最後に中央公論…

【第213回】イスラエル・パレスチナ紛争に思う「西東詩集管弦楽団」

主催者Tempo Primo(共催・日本経済新聞社)のポスター https://ebravo.jp/archives/87309 (池田卓夫氏によるインタビュー) 巨匠、バレンボイムが、来日公演。昨28日(2021年5月)、東京に無事到着したとのこと。 折しものイスラエル・パレスチナ紛争(ガザ…

  【第212回】 「イラク侵略満三年」―市民記者の主張

「勝利なき戦い」への疑問アピール

【第211回】 グローバル化の必須項 ~ イスラーム文化の理解 (2/2)

ASEANコンテスト優秀者たち 聴衆にも若い人が多い アジアの時代と言われる今、イスラーム文化の理解は、ひとり中近東圏だけでなく、アジアにあっても、やはり理解されねばならない。 まさにそのことを、「ASEAN日本語スピーチ・コンテスト優秀者」発表会・交…

【第210回】 グローバル化への必須項~イスラーム文化の理解 (1/2)

「週刊エコノミスト」 2013年10月22日号 「グローバル化」「グローバル人材育成」が叫ばれている。 さて、そのグローバル化に不可欠なのが「異文化理解」というのが筆者の強い主張だ。文化=宗教として、異なる宗教の理解=(自分とは)異なる、ということの…

【第209回】 日本主導で「オスロ合意」再構築を

2013年 10月 13日 熱く語る(元)交渉担当者 息詰まる交渉記録 真夏日。三連休の今、「オスロ合意検証」での討議も熱い。 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/tokyo-chuto/palestine/contents/info.html 12、13日、於: 東京大学 http://www.kikou.waseda.ac.jp/ias…

【第208回】  中東和平に重大な握手

オスロ合意 (1993) オスロ合意検証 2013年9月 イスラエル、パレスチナ両大使の握手 この三つの写真は世界を揺るがす中東紛争の根にある「パレスチナ・イスラエル」の和平という観点からして象徴的である。 上は言うまでもなく、丁度20年前、1993年9月13日…

【第207回】 夜のBreakfast

Jul, 2013 ラマザーン明けの集まり 商社マンとしてサウディ・アラビアの首都リヤド駐在時のこと。スーク(市場)にオフィスがあるお客とアポイントが取れた。「11時に来てほしい」とのことだったので、約束当日、午前11時に行ってみると、店々のシャッターが…

【第206回】「反日」が過剰報道される上海を訪問 (2005)

上海の浅草、余園の父子 ,盛り場・南京路で繁盛する吉野家 人気のトローリーは「京都号」 2005/05/02 「余命長くない」と医者から宣言されたオヤジ。それは言わずに最後の思い出(筆者は上海生まれ。4歳まで)ということで、家族で上海行を計画した。 ところが…

【第205回】 新型コロナは本当に怖いのか  ~ COVID19で想うFナイトの「不確実性」論

F.ナイト 「リスク、不確実性および利潤」1921 初めに結論を: 奇跡的に少ない日本の死亡者(数)。しかるになぜワイドショーをはじめ、毎日毎日、「感染、感染、感染」と恐怖を茶の間に注ぎこむのだろうか。 (PCR)検査 ≠ 陽性 ≠ 感染 ≠ 発病 ≠ 重症 ≠ 死…

【第204回】 中東和平対話を日本で(パレスチナ訪問記)

市民グループ 同会場にて 首相インタビュー(松本道弘さん) 支援アラブ国への感謝演説 (2012年11月21日 JANJAN) パレスチナの独立記念日、11月15日、アバス議長(大統領)の招待による、青年の集まりに参加の市民グループに便乗して、夫婦でパレスチナ(…

【第203回】 DEIB ~ ハーバードの指針に学ぶ

White House 発表 女性を削除したユダヤ誌 (AP) 東京オリ・パラ組織委員会会長の森喜朗・元首相が2月3日のJOC議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。一連の発言が女性蔑視として追及され、陳謝したが辞任となった。グロー…

【第202回】 桜に見る「日米友好」

出所:nippon.com 横浜元町にある 「シドモアの桜」牌 春。桜。美しい日本の象徴。 (広辞苑でも)古来、花王と称され、わが国花とし、古くは「花」といえば桜を指した。 花見とは花(おもに桜)を見てあそびたのしむこと=花逍遥。とある。 何とも優雅な表現…

【第201回】高輪ゲートウエイ駅近くの遺構

高輪大木戸 高輪大木戸跡 (新駅が見える) 高縄鉄道 新駅(田町側から) 新駅(品川側から) 工事中の新駅(手前が旧路線) JR東の新駅、高輪ゲートウエイ駅は2020年3月14日、暫定開業。 本開業は2024年の予定。 Gatewayとは即ち「江戸への出入り関所=大木…

【第200回】3月8日 国際女性デーInternational Women’s Day

March 8, 1931, Sunday: The Detroit News 女性参政権請求運動へのポスター作り! さあ、3月8日。国際女性デーだ。 (ネット)会議やマーチが計画されている。 中国では法律で、この日、女性は午後休とのこと。 と、始めたところで、実は筆者の無知を曝さね…

【第199回】JANJAN過去記事から(1)トイレット・ペーパ騒

2011年3月19日 JANJAN過去記事から(1) 過剰報道こそ危機管理の敵 冷静さ忘れずに (現在、JANJANのリンクが現在できず、復旧を心待ちしてますが、その間、今回の地震・津波・原発事故に関連して、蓄積してあった過去記事を再現します) http://www.news.j…

【第198回】バーンスタイン没後20周年に向けて(下) 混迷社会へのアピール

2009年12月28日 バーンスタイン・NYフィルの「ヒストリック・テレビジョン・スペシャル」 前回記事: 【第197回】バーンスタイン没後20周年に向けて(上) 音楽映像のリリース - 浜地道雄の「異目異耳」 今日、中東問題を含めて世界は混迷状態。 本稿の…

【第197回】バーンスタイン没後20周年に向けて(上) 音楽映像のリリース

2009年12月28日 バーンスタイン・NYフィルの「ヒストリック・テレビジョン・スペシャル」 2009年、感慨深い年が去ろうとしている。 ボランティアで推進していたNYフィルによる「Young People’s Concert」が新鋭アラン・ギルバートによる指揮で実現し…