浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第273回】 安倍元総理とトランプ元米大統領の「信頼関係」点検

さあ、いよいよ明日9月27日は安倍晋三元総理の「国葬」だ。

筆者(浜地)は常に「穏健、中庸、公正」を心がけており、ここではその「可否(政治論)」は論じない。

まず何よりも、故人のご冥福を祈る。人としてーー。

が、やはり、なぜか余り話題にならない安倍元総理の「不適切言動」について、記さねばならない。トランプ(前)米大統領との「友情、信頼」関係についての疑問だ。予断を交えずFact Check:一体「真実」何なのだー。

トランプは、バイデンに対抗しての2016年11月の大統領選において「核実験(核兵器)」への賛美を表明している。

【第123回】いよいよPOTUS戦 〜 赤か青か? - 浜地道雄の「異目異耳」

唯一の被爆国日本の宰相として、それとの「個人的信頼関係」を誇示するのは如何にも「不適切」ではないか。

また、トランプ米大統領(当時)は2019年2月15日(現地時間)、「安倍総理(当時)からノーベル平和賞に推薦された」と「暴露」した。

首相「コメント控える」 トランプ氏をノーベル賞に推薦:朝日新聞デジタル

これについて玉木雄一郎議員が国会で追及したに対して安倍(当時)総理は「ノーベル委員会の規定で50年間は封印」と答弁して「逃げ切った」。

長くノーベル平和賞を追ってきた筆者は玉木議員に直接・間接に「ノーベル委員会の規定では確かに審査過程は秘密だが、推薦nominationについての制限はない」と進言したが、反応は無かった。この「推薦状(5ページにわたる)は公文書」と追及した初鹿明博(当時)議員も同様無反応だった。残念。

さて、まだ就任式(2017年1月20日)を終えてない(即ちその時点ではオバマ大統領であるにも関わらず)トランプをアベサンは私邸(NYCトランプタワー)に訪ね、金のパターを贈り、祝意を表明した。

この会談をアレンジしたのは統一教会であるとの説もある(要確認)からことの根は深い。やや日刊カルト新聞: 安倍・トランプ会談は統一教会の手配だった!新潮45が伝える

NYCトランプ私邸:産経ニュース

筆者の米国生活での個人的感覚としてもトランプのPC (Political Correctness)の欠如は「非」であり「否」だ。【第106回】Trump 米大統領は trump できるのか? - 浜地道雄の「異目異耳」

BTF ビフ・トランプ

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【第74回】 Proactive考 〜 安倍首相の米議会演説に見る「意図的誤訳」 - 浜地道雄の「異目異耳」

 

さあ、いよいよ10月7日はノーベル平和賞の発表(オスロ)。

【第193回】ノーベル平和賞(日本被団協と九条の会に)考(10) - 浜地道雄の「異目異耳」

本2022年度も「九条の会」と「日本被団協」を推薦nominateした者(裏方)として緊張が高まる。