浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第240回】 突然浮上のオミクロン・パニック~感染恐怖

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産経新聞:大学入学共通テスト(荻原悠久人氏撮影)



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読売新聞:濃厚接触者の施設待機までの流れ

え、え、え!  今度は「感染」だけではなく「(症状の有無にかかわらず)濃厚接触者」の行動制限――?

この二年間、TVワイドショーはじめ「感染、感染、感染」と連呼し、茶の間に送り込まれてきた恐怖感。が、筆者はFナイトの「不確実性論」からして、「新型コロナは本当に怖いのか?」「正しく恐れよう」と一貫して主張してきた。その根拠は(感染ではなく)「奇跡的に少ない死者数」だ。

コロナは本当に怖いのか? ~ナイトの「不確実性論」から見る | 憲法研究所 発信記事一覧 | 憲法研究所

【第224回】 五輪・コロナに思う ~「安全」と「安心」は別もの - 浜地道雄の「異目異耳」

その感染者数が激減してきた年末近くになり、「専門家」の「科学的説明」がないままに、今度は突如「オミクロン株恐怖」が浮上してきた。又も、その根拠は「感染」であり、「重症、死亡」ではない。

・12月24日、産経新聞:オミクロン接触者の受験不可~文科省が大学入試指針改定。来年1月15,16日に実施予定の大学共通テストにも同様の対応になるとみられる。

教育についてはアベサン独断の「コロナ一斉休校」という失策を忘れてはならない。a - 関係性の教育学会(EPA)

 

・同じく、12月24日、読売新聞:オミクロン濃厚接触者、一日で3500人増 ~ 小池東京都知事「設備足りない」「対応しきれない」

(政府は)感染者と同席してた(航空機の)乗客を濃厚接触者に認定することにしている。 ・[接触」から14日間待機 ・定期的にウイルス検査

え!では常時「密室」で長時間乗客と濃厚接触するCAはどうなるのか? 操縦士は?結果、航空サービスは機能しなくなるのか?

このグローバル化の時代、国際交流、国際教育、国際貿易、国際観光 ~ 全てゼロとするのか? 即ち「鎖国」か? 未来は「人的交流」を廃して、全てネットで押し切ろうというのか?

やはり、コロナの科学は迷走しているのではなかろうかーー?【第236回】注目すべき日経解説記事 ~ 迷走したコロナの科学 - 浜地道雄の「異目異耳」

 

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