承前
【第288回】 懐かしのシンガポール訪問 (1/2) - 浜地道雄の「異目異耳」
時は丁度中国春節(旧正月、1月23日~)の直前とあってメインロードはじめ街全体が「うさぎ」のオンパレード。
そこで改めて日本から「謹賀新年、うさぎ年」【第286回】 謹賀新年 ~ 2023令和5年、うさぎ年 - 浜地道雄の「異目異耳」
当然ながらそれは「仏教オリジン」である。他方、街を歩くと、まさに「多文化(宗教)の共生」がみられる:
この点、日本(人)には中々理解が難しい。
ロシア・ウクライナ紛争、はたまた、統一教会問題はいずれも勝れて宗教問題であり、現下、政局を揺るがすほどの大論争になっている。
松本道弘氏とConstantinopleで語りあった「言葉と文化(宗教)」~ロシア・ウクライナ紛争に想う | ISF独立言論フォーラム
街の様子を見てみよう。
・China Town
もう、うさぎ一色。
・Little India
折しもヒンズー教(南部)ポンガル(収穫)祭の真っ最中。(右に見えるGANDHIでランチ)
礼拝者であふれるラクシュミー教の寺院。
(外には履物がいっぱい。よく見つけられるものだ)
・そしてArab Street
折しも金曜日(休息日)とあって立派なモスクには礼拝者が集まり、スピーカーが大音響で聖クルアーンを詠唱。
商社マンとして駐在したサウディ・アラビア(リヤド、ジェッダ)の市場・スーク。また(アラブではない)ペルシャ、即ち、やイラン(テヘラン)の市場・バザール。まさに昔そのままの賑わいで、文字通り懐かしい!!
【第92回】ダルビッシュって誰? - 浜地道雄の「異目異耳」
イラン(トルコ)は同じイスラム教といってもアラブ社会のスンニ派ではなくシーア派なのだが、違和感なく「共生」している。
・シンガポールはもともとはイギリスの植民地であったわけだし、キリスト教(カトリック、プロテスタント)の立派な教会がそここに存在する。
開発者であるイギリス人Stamford Ruffles(1781~1826)の名を冠したRuffles Hotelの中庭で一休み。
(モームらが好んだbarは満席で残念ながら入れなかった)
そこで、改めて考える。シンガポール政府は文化(宗教)の多様性を認めており、この人口500万、東京23区とほぼ同じ地域に「多文化(宗教)が共生」している。
さて、翻って「統一教会」問題で大論争の日本。フレイザー報告書(1978)以来、30余年の「空白」を飛び越して、突然の「大炎上!!」。
【第283回】 満月 ~ 兎にみる信心・布施 - 浜地道雄の「異目異耳」
「グローバル化」にあって、なかなか異文化、多文化(宗教)の理解が進まない。