浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第288回】 懐かしのシンガポール訪問(1/2)~ 都市開発

2020年初頭以来の「コロナ・パニック」で海外旅行が難しい。そんな中、三年ぶりの海外はシンガポール

インドネシアに赴任の次女夫婦の見送りもかねて1月12日~17日、久しぶりに同地を訪れた。懐かしさと同時にその「発展ぶり」に驚嘆した。(写真はすべて筆者撮影)

昔ながらの賑わい。マー・ライオンからみる「光ショー」。誰もマスクを着けていない。

 

・同地を最初に訪れたのは、現在マリーナ・サウス地区に1986年に完成したOUB(Overseas Union Bank)センター280m。建築家(故)丹下健三教授とはサウディ・アラビアでの王宮設計施行に参画した関係もあり同地に出張、少々のお手伝いをした思い出だ。OUBビルは当時アジア最高の建物であった。その後1995年には同じ高さのUOBプラザ(280m United Overseas Bank)が完成した。

(筆者にはいまだにOUBとUOBの区別がつかない~笑)

marina bay sandsからラッフルズ高層ビル群を展望(曇り)

この二棟の高層ビルを中心に、次々に建設された高層建築群を、マリナ・ベイ・サンズの最上階から展望すると、「懐かしさ」を通り越して、改めて感慨がよみがえる。

藤堂高直氏記シンガポールと丹下健三 | AsiaX

・そのシンガポール出張時に忘れられない思い出(驚き)は「ビール」。そう、飲み物のBeerだ。すなわち、イスラム教の盟主であるサウディアラビアでは飲酒は厳しく禁じられており、駐在員など外国人も守っていた。

そこでの駐在員だった筆者は、このシンガポールを訪問時に、人々が公の場、パブで飲酒し歓談している風情を見、驚き、同時にこの高温・多湿の地で飲むビールの旨さに感動したものだ。今から思えば居酒屋街 Clarke Quay

ノー・マスク、ノー・黙食



3)さて、日本に帰国に当たり、チャンギー空港で驚いたのが高さ40mという世界最大の「屋内滝」を施設した巨大な回廊モニュメントだ。2019年完成。その名を「資生堂」というとのこと!

40mの室内滝 Shiseido緑地

Shiseido Forest Valley - Jewel Changi Airport

 

 =2/2に続く=

【第289回】 懐かしのシンガポール訪問 (2/2) - 浜地道雄の「異目異耳」