浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【第307回】  ChatGPT考~問われる人間の知力HI (1/2)~コロナパニックの評価

突如世界を席巻しはじめた生成AI。コンピュータが人間の能力を超えるのではないか~~? Generative AI (生成可能な人工知能) 【第110回】Singularity:人類の未来を示唆する深遠なことば - 浜地道雄の「異目異耳」 筆者(浜地)が重厚長大(石油、機械プラ…

【第306回】  Juneの花

アメリカ東海岸の冬は寒い。が、それも3月まで。 4月には首都ワシントン、ポトマック河畔でにぎわう日米友好の象徴、桜祭り。1912年、時の東京市長尾崎行雄らが寄贈したのがいまや全米に広がっている。 【第202回】 桜に見る「日米友好」 - 浜地道雄の「異目…

【第305回】 孫崎亨大使と語る中東情勢 ~ ISF茶話会

昨年2月24日の(ロシアによる)ウクライナ侵略以来、日本においては「ロシア悪、ウクライナ可哀そう=(武器)援助」一色だ。 が、そこに長年、それこそ聖書時代以来の「異文化、宗教、治政、歴史」の解説、検証は少ない。 中東圏駐在の元商社マンの経験より…

【第304回】2024年米大統領選に向けて ~ G7で「核兵器廃絶」の念押しを

さあ、本日から、バイデン米大統領も参加てのG7だ(19-21日、広島)。 多々ある課題のうち、未来を考えると「核兵器(廃絶)」問題が最重要だ。 それは来2024年、11月5日(憲法で11月の第一月曜日のあとの火曜日と規定) の米大統領選に直結する。 そこで…

【第303回】 伊藤千尋氏・9条講演 ~商社九条の会講演会にて

5月13日、「商社9条の会・東京」の企画講演会で国際ジャーナリスト伊藤千尋氏の迫力ある講演を聴いた(写真、許可済み)。 商社九条の会・東京 講演会 「ウクライナ戦争の教訓」からはじまり、それに「便乗」して軍拡、改憲を図る日本政府の姿勢への疑問。 …

【第302回】 母の日は「反戦行動の日」

5月14日、日曜日、母の日だ。 感謝を込めてカーネーションを贈る。Mumにー。 archiveより が、例えばオーストラリアでは(カーネーションではなく)菊を贈る。 Chrysanthemum → Mum (お母ちゃん)だ。 【第63回】 Flowerの華々しいグローバル化 - 浜地道雄の…

【第301回】 九条は世界の宝

5月3日、76回目の憲法記念日。 同日、朝日新聞(朝刊)に「九条は世界の宝」を取材、掲載頂いた。長いインタビューを簡潔に纏めてくれた優秀な記者さん。 5月3日、朝日新聞朝刊:(9条の理念)広めたい 筆者(浜地)の主張の原点は中東(文化の衝突、テロ)…

【第300回】 ISF・茶話会~羽場久美子国際政治学者

敬愛する平和教育者木村朗ISF独立言論フォーラム編集長(鹿児島大学名誉教授)。そこでの「茶話会」で親しくお話、議論できた鳥越俊太郎さん。 鳥越俊太郎氏の「あめりか記者修業」に想う異文化(宗教)論 | ISF独立言論フォーラム それに続き、今度はまた尊…

【 第300回】 桜に想う平和外交 ~ 明治→昭和 そして今

コロナパニックでもう三年も訪れてない米国。 延べ100万人以上が訪れるという東海岸のワシントンDC(ポトマック河畔)での桜祭りはいよいよ本日4月16日まで。 (折しも同日岸田裕子総理夫人がWDC訪問とのこと。後述政治論とは別に、単純に日米友好視線で間に…

【第299回】 コロナ禍再考 (2/2) ~ 統計手法の誤謬

(承前) 【第296回】 コロナ禍再考(1/2)~ 陽性=感染なのか? - 浜地道雄の「異目異耳」 3月13日、「マスク着用は個人の判断」、そして、感染症法の分類を5月8日から「2類から5類へ(引き下げ)」という政府指針が出て、いよいよコロナパニック終焉の兆し…

【第298回】 Brain Washing 洗脳 ~ ひとり統一教会の問題ではない

昨2022年、7月8日、安倍(前)首相の銃撃以来、降ってわいたような「統一教会」問題。 が、それはとうに、フレイザー調査報告(1978)で指摘されていたこと。以来45年間、日本で注視されることは殆どなかった。朝日ジャーナルで報道されたのは1986年12月6日号 …

【第297回】ダーウインに習う「Hybrid人材」

はじめに: ハイブ・リット! 村上春樹ハイブ・リット (アルク社) 英語教本のタイトルを知って何ごと?と思った。 村上春樹氏の翻訳家としての教材だ(アルク社)。「世界的作家からの英語文学へのインビテーション」とある。同氏が偏愛翻訳した短編小説と…

【第296回】 コロナ禍再考(1/2)~ 陽性=感染なのか?

2020年初頭、コロナパニックが発生以来、ずっと「コロナは本当に怖いのか? (エヴィデンスに基づき)正しく恐れよう」と主張してきた。 【第295回】 コロナ ~ 不思議な「陽性・無症状」体験 - 浜地道雄の「異目異耳」 そして、私事ながら、本年3月、無症状…

【第295回】 コロナ ~ 不思議な「陽性・無症状」体験

2020年初頭、コロナパニックが始まって以来、「コロナは本当に怖いのか?正しく恐れよう」と主張してきた。 https://isfweb.org/post-5576/ 検査≠陽性≠感染≠発病(軽症≠重症)≠死亡と「不連続」ではないのか? なぜ、陽性=感染と恐れるのか? 一体マスクは…

【第293回】 「ロシア・ウクライナ紛争」で問われる日本の立場

読売新聞。言うまでもなく世界最大の日刊紙だ。 その3月25日(土)朝刊のトップ見出しに驚いた:ウクライナ大統領単独会見:復興「日本が主導を」だーー。 全8ページの特集 そして何と全8ページに亘り、ウクライナ支援の特集だ。 じっくり目を通したが、「宗…

【第294回】イラク侵攻から20年 ~ 風化させてはならない

3月20日。ちょうど20年前の2003年本日、米国(ブッシュJr大統領)と英国(ブレア首相)がイラク侵攻を開始した。 筆者はその二日後、3月22日、その非を強く危惧し、「『異文化国家』との勝利なき戦い」として産経新聞に「アピール」した。 (2003年3月22日産…

ダーウインに習う「Hybrid人材」

【第293回】ダーウインに習う「Hybrid人材」 非公式:予稿 「ハイ・ブリット」。英語教本のタイトルを知って、 何ごと!?といぶかった。 「世界的作家からの英語文学へのインビテーション」とあり、 村上春樹氏の翻訳家としての教材だ(アルク社)。同氏が…

【第292回】 鳥越俊太郎氏の「あめりか記者修業」に想う異文化(宗教)論

ISF(独立言論フォーラム)の編集長、木村朗氏(鹿児島大学名誉教授)の知己を得たのは2018年、「平和学の父」ガルトゥング教授の来日講演だった。 【第190回】ノーベル平和賞(日本被団協と九条の会に)考(7) - 浜地道雄の「異目異耳」 氏の「平和教育」…

【第291回】 天皇のお名前は?

今日2月23日、天皇誕生日を伝える外電。 TOKYO, Feb 23 – ・Japanese Emperor Naruhito on Thursday gave his first public birthday address ・Naruhito, who turned 63, was crowned emperor on May 1, 2019, after his father Akihito became the first e…

【第290回】 Apple LISA ~ 40周年の誕生会

Apple's Lisa computer gets 40th birthday party at Computer History Museum (eastbaytimes.com) Mac Galleryより AppleのLISAが生まれた(=リリースされた)のは1983年1月19日。 それを記念して(=40周年の誕生会)がコンピュータ歴史博物館(米、カリ…

【第289回】 懐かしのシンガポール訪問 (2/2) ~ 多文化(宗教)共生

承前 【第288回】 懐かしのシンガポール訪問 (1/2) - 浜地道雄の「異目異耳」 時は丁度中国春節(旧正月、1月23日~)の直前とあってメインロードはじめ街全体が「うさぎ」のオンパレード。 そこで改めて日本から「謹賀新年、うさぎ年」【第286回】 謹賀新…

【第288回】 懐かしのシンガポール訪問(1/2)~ 都市開発

2020年初頭以来の「コロナ・パニック」で海外旅行が難しい。そんな中、三年ぶりの海外はシンガポール。 インドネシアに赴任の次女夫婦の見送りもかねて1月12日~17日、久しぶりに同地を訪れた。懐かしさと同時にその「発展ぶり」に驚嘆した。(写真はすべて筆…

【第287回】 兎年 = Annus Mirabilis へ

Annus (年) Horribilis(ラテン語)~酷い(ひどい)年だった。 1992年11月24日、英国エリザベス女王が戴冠40周年で、ギルバートホールで行ったスピーチである。同年4月娘が離婚、6月ダイアナ妃の暴露記事の連載、夏には次男が妻と別居。スピーチの4日前、女…

【第286回】 謹賀新年 ~ 2023令和5年、うさぎ年

♫ Fly me to the moon, Miffy ♫ ミッフィー、お月様に連れてって! ♫ In other words ♫ HAPPY NEW YEAR of 2023, Rabbit in Zodiac その心は:令和5年、うさぎ年 明けましておめでとうございます。 【第283回】 満月 ~ 兎にみる信心・布施 - 浜地道雄の「異…