5月14日、日曜日、母の日だ。
が、例えばオーストラリアでは(カーネーションではなく)菊を贈る。
【第63回】 Flowerの華々しいグローバル化 - 浜地道雄の「異目異耳」
確かに考えてみれば北半球と南半球では花の開花時期が違う(近年は種々交配結果、多様化してようが)。
さて、この母の日、Mother’s Dayは5月の第二日曜日。と、1914年5月8日、米国議会が決議した。
これをもってPOTUS(=米国大統領President Of The US)バイデンは、本年2023年の母の日は5月14日と宣言Proclaimしている。
A Proclamation on Mother's Day, 2023 | The White House
母 Catherine Eugenia “Jean” Finnegan Biden、妻 Jill Biden、そして副大統領Kamala Harrisの名を挙げて、賞賛し、国民に「母を称えよう」と提案している。
ロシア・ウクライナ問題はじめ不安、混乱の世界情勢。はたまた、国内では債務の上限引き上げ問題など、内憂外患の中、アメリカ(人)らしいスマートさと評価できる。(異論は多々あるにせよー)
とした上で、しかし、この「母の日」については重要な歴史的宣言を忘れてはならない。1870年。平和運動家Julia Ward Howe (1819-1910)が起草した母の日宣言。
立ち上がれ、さあ、今日の日の女性よ。
立ち上がれ、心ある女性たちよ、宗教の違いがあるにせよー。
Disarm, Disarm! The sward of murder is not the balance of justice
武器を捨てよ、殺人の刃はいかなる正義にも当たらない。
母の日は「反戦行動の日」なのである。
関連拙稿:
武器を捨てよLay down your arms
【第114回】Lay Down Your Arms 〜 A・ノーベルの意志 - 浜地道雄の「異目異耳」
【第200回】3月8日 国際女性デーInternational Women’s Day - 浜地道雄の「異目異耳」
【第183回】Lay Down Arms 武器を捨てよ ~ 米大統領就任式での詩 - 浜地道雄の「異目異耳」
ノーベル平和賞2022~「武器を捨てよ」に繋がるのか? | ISF独立言論フォーラム
関連参考:「母の日」の起源 (National Geographic)