昨年2月24日の(ロシアによる)ウクライナ侵略以来、日本においては「ロシア悪、ウクライナ可哀そう=(武器)援助」一色だ。
が、そこに長年、それこそ聖書時代以来の「異文化、宗教、治政、歴史」の解説、検証は少ない。
中東圏駐在の元商社マンの経験よりして、筆者(浜地)はやはり、これらを検証することが重要と主張してきた。
そして、昨2022年10月22日、孫崎亨(元駐イラン)大使の論考「ウクライナ紛争」「憲法九条」論に接し、わが意を得たりと励まされた。損保九条の会。
孫崎亨氏の慧眼~「憲法九条とウクライナ」 | ISF独立言論フォーラム
更に、先日、5月28日、ISF独立言論フォーラムの茶話会にて同大使と市民レベルでのQ&Aにおいてその認識を再確認した。
そこで、やはり、思ったのはゼレンスキー大統領がロシア語を母語とするユダヤ人としての立場。
因みに、「知の巨人」チョムスキー教授の両親もウクライナ出身ユダヤ人。
ロシアのウクライナ侵攻を語るチョムスキー教授 | ISF独立言論フォーラム
深い、悲劇(ホロコースト)を背にするユダヤ人国家、イスラエル。ゼレンスキー大統領は2022年3月20日、イスラエル国会での(ビデオ)演説で「武器援助」を強く訴えた。
だが、以後もイスラエルの態度は「玉虫色」だ。それは、ロシア国内にも多くのユダヤ人がおあり、また、イスラエルにもロシア人が多くいるからである。
松本道弘氏とConstantinopleで語りあった「言葉と文化(宗教)」~ロシア・ウクライナ紛争に想う | ISF独立言論フォーラム
中々日本(人)には理解が難しく、「コンスタンティノープル」という重大事項も話題にならない。要するに介入の難しい宗教紛争。
従い、強く思うのは、日本ができること、すべきことは「9条を盾に、両者の和解・調停を図る」ことだ。
⇒ 即時停戦への提案、説得。
【第300回】 ISF・茶話会~羽場久美子国際政治学者 - 浜地道雄の「異目異耳」
鳥越俊太郎氏の「あめりか記者修業」に想う異文化(宗教)論 | ISF独立言論フォーラム