浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第291回】 天皇のお名前は?

今日2月23日、天皇誕生日を伝える外電。

TOKYO, Feb 23 –

・Japanese Emperor Naruhito on Thursday gave his first public birthday address

・Naruhito, who turned 63, was crowned emperor on May 1, 2019, after his father Akihito became the first emperor to abdicate in two centuries

 

さて、ここで特記すべきは「お名前」だ。

今まで、多くの学生たち若い人に尋ねたが、(ほぼ)誰一人答えられない。

天皇は(浩宮ひろのみや)徳仁Naruhito

父上、上皇は(繼宮つぐのみや)明仁Akihito

 

このこと、つまり日本人の多くがそのお名前を知らない、ということを

外国人に言うと驚く。え!、自分の国のTopの名前を知らないのーー?と。

 

そこで説明する。

いやあ、確かに。でも、日本では天皇というだけで、理解される。

つまり、言わなくてもわかる。それだけ信頼というベースがあるからだー、と。

みな、感心してくれる。

 

朝日新聞 (許可済み)

関連拙稿:

【第120回】REIWA 2 に思う温故知新 - 浜地道雄の「異目異耳」

 

私的追記:

皇太子ご成婚で、もう一つわすれられないのが、それを記念しての内閣府主催のIYEO事業。日本と諸外国の青年との交流を通じて青年相互の友好と理解を促進し、青年の国際的視野を広げ、国際協調の精神のかん養と国際協力の実践力を向上させることにより、国際社会で指導性を発揮できる青年を育成することを目的としている。

 国際青年育成交流事業は、平成5年(1993年)の皇太子殿下(現 天皇陛下)のご成婚を記念して平成6年に開始したもので、筆者は平成14年度国際青年育成交流事業 ルーマニア派遣団の団長(引率)として、同地を若者と訪れた。