浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第319回】慶応高校甲子園優勝に私的連想~「社中」「熱狂」「マスク無し」

 

私事ご容赦! 1964年、神宮球場

8月23日、全国高校野球(甲子園)で神奈川県代表慶応義塾高校前年の覇者仙台育英高校を8対2で破り、メディアは「107年ぶりの優勝」と号外まで出して一大ニュース、国を挙げての話題となった。

 

そこで思うこと:

1) 「社中」:筆者(浜地)は慶応義塾大学に学んだ塾員(慶応義塾の卒業生をそう称する)だ。だが東京都立高校から入学試験を経ての入学だ。慶応高校の優勝は嬉しいこと。

「慶応高校の卒業生でないのに、なぜそんなにOBが喜ぶのか?」という問(とい)も少なからぬ知人、友人からあり、かつそういう批判記事も見受けられた。

それに対する筆者の回答は「愉快な仲間」ビブラカンパニー:

【第26回】 愉快なCompany - 浜地道雄の「異目異耳」

拙稿後半にあるごとく「慶応社中」なのだ。慶応義塾の創設者福澤諭吉翁は「社中」Companyと称した。私事で恐縮ながら「外部からの参加者」だが、4年間毎週神宮球場に通いバンドで♫若き血♫を中心に応援をした。勉強はそっちのけで「愛塾と奉仕の精神」であった。

これは筆者にとっては社会に出てからの「愛社精神」につながった。そしてまた「愛国心」にも。時は経ち、現在では微妙なテーマではあるが、「日本文化(女性のマナー)美しさ」を司馬は記している。

【第21回】 Cross(すれ違い)する Culture - 浜地道雄の「異目異耳」

(拙稿中段)

 

2) 【熱狂」:加えて話題になったのが「巨大な応援」に対する批判的コメント。が、(対巨人戦)での阪神ファンの熱狂的な六甲おろしはたまた、東京六大学早慶戦神宮球場)決勝を思い浮かべてみよう。

勿論、登場したマナーやルール(違反)論はきちんとわきまえねばならない。野球の本場アメリカでの大リーグの応援風景は参考になる。

【第76回】 大雑把なBall Park Figure - 浜地道雄の「異目異耳」

また、その「熱狂ぶり」がナチスヒットラーの暴挙を連想させる、というアドヴァイスもあった。確かに常に留意せねばならない点ではある。

【第182回】1989年私のワイマール ~ 西東詩集管弦楽団 - 浜地道雄の「異目異耳」

(拙稿中段。麻生副総理の警戒すべき改憲論)

 

3) 「マスク無し」:そして、この応援大群衆の姿、即ち、マスク無し。政府指針が5月8日、2類から5類に「緩和」された影響か?では、一体この三年間、マスク・ワクチンでパニック化し、社会(経済、ビジネス、教育)大混乱は一体何だったのか? 施政当局はどう説明するのだろう。

【第316回】 コロナ前の暮らしを取り戻そう!市民の会 ~コロナ(ワクチン)・パニックを総括(予定) - 浜地道雄の「異目異耳」

その総括シンポジウムが10月1日、横浜にて予定されている(コロナ前の暮らしを取り戻そう!市民の会)。