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久しぶりの札幌訪問(6月13日)。
お目当ては「30年振り!」の兵頭ニーナさん(父上日本人、母上ロシア人)との再会。
*原曲はラトビアの歌謡曲『Dāvāja Māriņa』(ダーヴァーヤ・マーリニャ)
http://pechika1648.com/nina.html
今は市内でロシア料理店「ペチカ」を営む。
文中にある通り、浦安市居住時代の友人。
その頃(1989)小さく発足した市民オケはこんなに立派にー。
https://urayasu-city-orchestra.com/
加藤登紀子さんとのご縁は何と登紀子さんのご両親とニーナさんの母上(ロシア人)が満州ハルピン時代からの友人。みんな音楽好きで、この家族関係を通じて、ニーナさん自身が歌っていた「百万本のバラ」を登紀子さんに紹介したとのこと。
見せてくれた写真(‘85とある)は左が登紀子さんと右は父上幸四郎さん、真ん中がニーナさん。
この辺り(ハルピン、満州物語)の治政理解はロシア語も中国語もできない筆者には難しいが、それでも彼の時代、世界に雄飛という人間物語には大いに惹かれる。
店内を見回すと、マトリョーシュカはじめ、写真、楽器、飲み物、メニューなどなど、ロシア・ウクライナに関する様々の物品が目に入ってくる。
中にはロシア正教主教の画像もあり、またウクライナから日本に「避難」してきた音楽家の演奏写真もある。
【ウクライナ侵略1年】「音楽に国境はない」 奏でる音色で世界を笑顔に 札幌に避難のアレックスさん(71) - 産経ニュース
それらを見ながら、ロシアとウクライナは実は歴史的には同じ文化圏であるという事実をも改めて感じる。
つくづく思う。ロシア・ウクライナ紛争にあってはその根源にある「宗教・文化紛争」に我々日本人は思考と検証を広げなければならない。日本では「コンスタンチノープル」というひとことすらが報道、解説されない。
【第257回】松本道弘氏とConstantinopleで語りあった「言葉と文化(宗教)」 ~ ロシア・ウクライナ紛争に想う - 浜地道雄の「異目異耳」
背後のTVに写ってるのはモスクワ赤の広場(の博物館)。
余談になるが、筆者が手にしてるグラスはニーナさんが作ってくれたウオッカ・ベースのカクテル「モスコ・ミュールMoscow Mule」。
即ち、「モスクワの力持ち騾馬Mule」つまりHybrid交配種だ。後ろ足で蹴上げる癖があるという。
名前と違い、甘味すらあり、美味だ。
【第297回】ダーウインに習う「Hybrid人材」 - 浜地道雄の「異目異耳」
さあ、和平を願いつつ、Hybrid、混合、異文化共生へ乾杯。