コロナ(ワクチン)パニックに続く世界の混乱。
ウクライナ・ロシア紛争、そしてパレスチナ(ハマス)・イスラエル紛争――。いずれも「ことの真相」が報道・解説に不十分である。
その根には2000年来の歴史・治政があり、日本(人)には手が出せない「異文化(宗教)、確執、怨念」だ。
いわゆるアブラハム合意(2020年8月13日)にある「イスラム教、キリスト教、ユダヤ教」からは宗教的に中立である日本に唯一できることは、「9条を軸にした平和仲介」である。
【第328回】パレスチナ・イスラエル紛争 ~日本は「アメリカ軍事」から離れ、「平和仲介」を | ISF独立言論フォーラム
中東・国際政治学者高橋和夫氏(放送大学名誉教授)の「現地の地図(パレスチナ、イスラエル、ガザ、エルサレムーー)を知らない人たちがコメンテータとしてワイドショーなどに登場、不確実な情報を茶の間に送りこんでる」との怒りのことば(10月15日、PBによるzoomセミナー)に筆者(浜地)は頷く。
現下、ガザにおける情勢は刻々伝わってくるがそれらは主として「戦況報告(痛々しい画像)であり、やはりここではその「原点」を知る必要がある。
ここよりして、10月17日の「中東専門家」による声明は貴重だ。
「即時停戦、ガサへの人道支援を」中東研究者が緊急記者会見 メディアは歴史的背景を理解した報道を | 長周新聞
・日本政府(国際社会)は対話と交渉を通じて平和的・政治的解決を目指すべき。 ・(戦後)欧米とは一線を画してきた日本の独自外交。
ここに表記されている頼もしい「呼びかけ人」―。
【第209回】 日本主導で「オスロ合意」再構築を - 浜地道雄の「異目異耳」
国際ワークショップ「オスロ合意再考―パレスチナとイスラエルに与えた影響と代理案―」|NIHUプログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点
2013年10月12・13日、「オスロ合意再考・ワークショップ」(長澤榮治代表ら)が生々と、新鮮に胸に響いてくる。
そして、つくづく思う:岸田さん、なぜ「軍備縮小」を説く保守本流・宏池会を離れてるのですか?と。