浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第369回】 米大統領選にアピールすべき「非核、核廃絶」

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木村朗氏(平和学、鹿児島大学名誉教授)が編集長を務めるISF独立言論フォーラム。

筆者(浜地)は折々の見解を寄稿している。

2024-05-03 【358回】「武力で平和はつくれない」憲法記念日大集会 | ISF独立言論フォ

そのISF主催のトーク茶話会が日頃より敬愛する浜田和幸氏(国際政治経済学者)をゲストとして開催された(7月24日)。

浜田和幸オフィシャルサイト

テーマは「トランプ前大統領暗殺未遂事件について」。

https://www.youtube.com/watch?v=uMdniyHBBvA

浜田氏を挟み木村編集長と筆者

筆者(浜地)はその機をとらえ、浜田氏に「トランプ前大統領の核礼賛の危険」を報告した。

【第123回】いよいよPOTUS戦 〜 赤か青か? - 浜地道雄の「異目異耳」

前回、即ち4年前2020年9月の米大統領選挙直前、ビジネス月刊誌への寄稿。

 

これについて専門家である浜田氏は同意を示し、後刻、下記コメントを寄せてくれた(筆者要約)。

トランプ(前)米大統領の核礼賛発言について:

・彼の言動は核問題に限らず、自分と親族のビジネスにプラスになるかどうかを最優先している。

・ロシア、中国、北朝鮮など核保有国の最高指導者と何度も面談しているが、核のない世界を実現しようなどいう発想は見当たらない。

・世界の平和や人類の共存共栄などはまったく関心領域には含まれていない。実に危険な発想の持ち主。

・そんなトランプは日本が核武装することを悪夢と見なしている。なぜなら、アメリカの核の傘が要らなくなれば、アメリカからの無理難題を日本がはじき返す可能性が出てくるからだ。その意味では日米関係の現状はトランプにとって願ってもないもの。

・核戦争の脅威を煽り、核の傘といった目くらましで日本政府を操ることができると確信しているようだ。

 

ということで、言うまでもなく被曝国日本が今回この米大統領選にむけて「非核、核兵器廃絶」を強くアピールし、世界に広める絶交のタイミングである。

 

因みに、7月28日、NHK日曜討論会の「ハリス氏VSトランプ氏へアメリカ大統領選の行方は」は識者による有意義な論考であったが残念ながら「核兵器問題」への言及はなかった。

7月28日、NHK日曜討論

 

 

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