浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第194回】ノーベル平和賞(日本被団協と九条の会に)考(11)

 


(2018.10.15 JICL法学館憲法研究所に寄稿)

 

f:id:TBE03660:20210202150752j:plain

高校生に「平和憲法」を説くマハティール首相(西日本新聞



 

f:id:TBE03660:20210202150839j:plain

NY国連前の筆者(2018年5月14日)



マナティール首相、「9条、平和憲法」を国連で評価

 

本年8月8日付け、西日本新聞朝刊の記事は衝撃的でした。
人口3千万のマレーシア国、マハティール首相(93)が来日、福岡県で、経団連主宰、若者(高校生)向けのセミナーにおいて、戦争放棄を明記した日本国憲法(9条)について「戦争に加担しないという模範にすべき平和憲法。マレーシアの憲法にもこの条項を加えたい」と講演をしたとのこと。

これは凄い!!と思うと同時に、色々調べたところ、国連総会(NYC)で各国首脳が外交方針や国際課題を議論する一般討論が9月25日から始まり、28日にはマハティール首相の登壇であることが判明しました。

そこで、早速、「九条は世界の宝」を主張する同志(SA9:Second Article 9)と図り、マハティール首相あて「国連総会で、ぜひ、日本の平和憲法、第九条について言及し、世界にその価値を訴えてほしい」との書簡をしたため、同大統領あて発送(写し⇒駐日大使館)しました。

そして、当日、固唾を飲む思い。

結果、同首相は総会演説でテロの続発や米中の貿易戦争を例に「世界は15年前より悪化している。経済的、社会的、政治的に混乱状態だ」と指摘。
その後の記者会見で、九条を「日本が戦争することを許さない憲法」と位置づけ、「(改憲は)平和を促すのではなく、問題解決のために戦争を使う他国に加わることになる」と指摘したよし。
東京新聞朝日新聞、他共同通信配信で地方紙)
我々のアピールが多少なりとも、奏功したのかもしれません。

同時に、その英語版毎日新聞やJapan Timesで報道されました(Kyodo発)。
これ(英語版)を早速、世界各国の知識人に伝え、熱烈な反応を得つつあります。

さあ、ここまで来た以上、なろうことならアポイントをとってマレーシアに飛びマハティール首相を訪ね、お礼と共に、今後ともの支援をお願いしたいと大胆なことを密かに考えております。

改めて、「(戦争放棄の)9条は世界の宝」。これは世界に通じるキーワードと痛感する次第です。