浜地道雄の「異目異耳」

異文化理解とは、お互いに異なるということを理解しよう、ということです。

【第180回】Annus HorribilisからAnnus Mirabilisへ

 

2020年12月28日

 

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英英辞典から

2020年、コロナパニックの年だった。

コロナは本当に怖いのか? ~ナイトの「不確実性論」から見る

Annus (年) Horribilis(ひどい)。ラテン語を思いだす。

1992年11月24日、英国エリザベス女王が戴冠40周年で、ギルバートホールで行ったスピーチである。

同年3月、次男が離婚(発表)、4月娘が離婚、6月ダイアナ妃の暴露本が出版。スピーチの4日前、女王の居城ウィンザー城が火事。(スピーチの後、12月には、チャールズ皇太子とダイアナ妃が別居)

2013年もひどい年だった! 同年、「イラク侵略(への追随)の検証」をしないまま自衛隊を派遣した日本政府が、「特別秘密保護法」「日本版NSC」を立法化した。それがまた憲法9条改正に直結すると考え、こころは穏やかでなかった。

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二面の神Janus

さて、January(一月)とは「(今年と来年の)二つを見る」Janus [ジェイナス] = ヤーヌス(古代ローマの神)名である。

【第38回】 二面性のJanuary - 浜地道雄の「異目異耳」

両年(2020 ⇒ 2021)をきちんと見守ろう。

Annus Mirabilis! どうぞ良いお年を!